ヌーノ・別天地構想

考えすぎてしまうやつが書く。音楽、ゲーム、生活論。

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「カメラを止めるな!」観てきたので感想 【ネタバレ有り】

「カメラを止めるな!」観てきました!

話題になってて、自分のハードルが高かったのにもかかわらず、

そのハードルを軽々と飛び越えていきました。素晴らしかったです。

感想をネタバレ有りで書いていきたいと思います。

この映画の内容を少し書くだけでも、ネタバレが始まってしまうのでね。ネタバレ有りだぞ!ちゃんと忠告はしたぞ!

 

 

 

 

【ネタバレ有】

 

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この映画はいきなりゾンビ映画の撮影シーンから始まります。ヒロインの演技に納得のいかない映画監督は、43テイクも撮りなおすも、結局納得いかず休憩に入ることに。撮影現場は戦時中に人体実験をしていたという、いわくつきの現場。その休憩中、映画監督は屋上でゾンビを呼び出す儀式をして、撮影現場に実際のゾンビが現れ、サバイバルが始まる...という話。

 

簡単にいうと「ゾンビ映画撮影中に実際にゾンビが現れてしまう映画

ここまでは、実際自分も予告ポスターを見てなんとなく想像できました。

実際にゾンビが現れてから、ゾンビ描写とかけっこうグロくて、気持ち悪くなるし。普通に怖くなってきました。なんですけど、ところどころ、不自然な描写とか、セリフが出てくる。この映画おかしいぞと思い始める。

 

アドリブっぽいセリフとか、カメラマンがカメラに写ってることとか、ちょうどいいところに斧が置いてあるとか。

あれあれあれーて思い始めてくる。なんか変だなー怖いなー。

最後には、ゾンビになった愛する彼を殺してしまうヒロイン。ヒロインが儀式の陣に真ん中に立ち、引いた画。one cut of deadのタイトルが出てスタッフクレジット。映画終了。あれ、カメラ回ってるけど、カメラマン殺さないの?

 

そうここまでは、劇中劇なのです。しかも、ワンカット37分間長回ししかも生放送という。気になったところ、全部伏線になってます。

 

ここから物語は第2幕へ、物語は一か月後に遡ります。ドラマ撮影の準備段階や裏側を撮ったドキュメンタリーっぽい映画へと変わります。ワンカット37分間生放送のゾンビドラマという無理難題を引き受けてしまった映画監督。ドラマのキャストは癖のある役者ばかり。

もうキャストがめちゃくちゃな人ばかり。演技が嘘っぽいアイドル、注文の多いイケメン俳優、不倫する監督役とメイク役、アルコール依存症のベテラン俳優、ちょっとイキる3枚目俳優ほか。癖が強すぎるんじゃ。でも実際にいそうな感じ。

当然打ち合わせやリハーサルもうまくいくはずもなく、キャストの注文が多く監督が妥協せねばならず、自分の思い通りのドラマにならない予感。

 

そして、第3幕。ワンカット37分間生放送のドラマ撮影の時。

いうなれば、ゾンビ映画撮影中に、実際にゾンビが現れてしまうドラマを、37分間ワンカット生放送する映画班を撮った映画」ということです。マトリョーシカみたいになってきました。

 

生放送が始まるともうトラブルが続出。それでも、絶対にカメラは止めない。最初に観た37分間ワンカットの気になった点や、違和感を感じた点の伏線がすべて回収されていきます。いままでの疑問点がすべてきれいに回収されていくので、すごーく気持ちいいです。

 

しかも、そのトラブルの内容がいちいち面白くて、主にキャストの個性によるトラブルが多いんですけど、劇場で笑いがけっこう起こってました。

 

この映画の面白いところは、一番最初に「結果」を知っていることにあると思います。結果を最初に見せられて、その後伏線をどんどん足されていって、トラブルが発生して乗り越えた結果が最初につながる。すべてが緻密に練られている映画です。物語としても面白いし、お笑いとしても面白いっていう映画です。

最後は書きませんが、ラストのオチまで綺麗に回収してエンディングです。

 

映画撮影の舞台裏を見せるっていう映画は今まで、自分が観たことないタイプの映画だったので、新鮮に感じました。さらに、その舞台裏を見せることを逆手にとってる発想に驚きます。

 

ちなみに、エンディングのスタッフクレジットではこの映画の撮影の様子が表示されます。

つまり、「ゾンビ映画撮影中に、実際にゾンビが現れてしまうドラマを、37分間ワンカット生放送する映画班の映画をとる映画班の映像」が流れます。本編の内容と重なる部分があって大変興味深かったです。

映画製作の楽しさも知れて、すごいいい作品だと思います。